パークゴルフクラブの重心の話①からの続きです。
グリップを交換したことでクラブの重心が1cmほど上になりました。
低重心クラブの特徴としてヘッドが重たく感じるというのがあります。
実際のクラブの重さより重たく感じるわけですね、同じ重さでも先っぽのほうが重たいのと手元のほうが重たいのでは感じる重さが変わります。
手元に重さが偏っているほうが軽く感じるはずです。
この重心に着目してクラブを作ったのがミズノさんのMS-103とMS-105シリーズです。
MS-103はすでに販売が終了していますが、2019年時点ではMS-105がまだ継続販売されています。
この105では、ミドルバランスとトップバランスの2種類がラインナップされいて、クラブの重心位置がトップバランスがヘッド寄り、ミドルバランスが2cmほどトップバランスよりグリップ側に寄っている感じです。
【ミズノMS-105ミドルバランスの紹介動画↓】
打ち比べたとき、明らかにトップバランスのほうが高い弾道が出ます。
メーカーのカタログではトップバランスが飛距離重視モデルでミドルバランスが操作性重視モデルということになっています。
が、操作性ということになるとそれほど違いが出るのか?と言われると実際に使ってみて何とも違いがわかないというのが正直なところです。
この辺の情報ってメーカーがいろいろと言っていますが、ゴルフと違って検証されている情報とかが無いのがパークゴルフ業界なので、私はあまり信用していません。
なので、実際に打てる機会があれば、打ち比べて見て実際に感じたこととか、動画を撮って違いを確認することができる情報を発信しようと思っています。
さて、MS-105のいいところは、トップバランスもミドルバランスも同じスペックでクラブのバランスが違うところです。
スペックは全長85cm、クラブ重量530gになります。
グリップ重量についてはミドルバランスが75g、トップバランスが65gと違いがあるので、ヘッドの重量が10gミドルバランスのほうが軽いということになります。
クラブ性能オタクとしては、このバランスをどのように調整しているのか気になる部分ですが、以前、重さ調整のできるクラブを購入して使っていた時、シャフトの中で何かが移動することがありました。
スイングするときに、シャフトの中を何かがヘッド方向に移動するんですね。
このクラブは520g~550gまで重さを調整してくれるクラブだったので、男性なら540g位がいいとショップさんにいわれて540gモデルを注文しました。
で、グリップを外して中身を確認したら、なんとコルクが入っていました。
コルクを抜き取ってクラブの重さを計ったところ、重量が530gだったので、このコルクで10gの調整をしていたようです。
重さを調整するコルクの接着が甘くて、外れてしまったみたいですね。
「なんて雑な作りをしているんだ」って、この時は思いましたけどね~ そのクラブは当時パークゴルフ初参入で初めてパークゴルフのクラブを作った会社さんだったので、って
これをいうと大体どこのクラブメーカーか想像がつくと思いますが、あえて言いません。
たぶんミズノのMS-105のトップバランスもシャフトの中に10gのバラストとなるオモリが入っているのではないかと思います。
パークゴルフクラブのヘッドは金属ではなく木材なので、木の材質によっては重さが微妙に違うでしょうから、このような重量の微調整はどのクラブでも行っていることなのでしょう。
MS-105は面白いコンセプトでこだわりのあるいいクラブだと思うのですが、価格が69,000円と高額、クラブの形とかがMS-305とそれほど変わらないので、そうなると手頃な価格のMS-305でいいか、となるのかな~。
あまり使っている人を見かけないんですよね。
勝手な意見ですけど、MS-105のコンセプトをMS-305で実施したらMS-305がさらに人気の高いクラブになるような気がするんですけどね。
ということで、今回はグリップカスタマイズをしてクラブのバランス調整をするとクラブの総重量が変わるのに対して、ミズノMS-105はクラブの重量が同じでもバランスが違うクラブを選ぶことができるという情報でした。