狭く入り組んだパークゴルフ場だと、隣り合わせのスタートホールも多く、間違えてしまうケースがあります。
間違えた場合、パーティー全員にペナルティーがついてしまうので、全員で注意したいものです。
ティーグランドを間違えた:ケース1
あるパークゴルフ場での出来事です。 4番ホールを終わった組のオナーが、5番ホールのティグランドに行かず、6番ホールのティグラウンドから5番ホールのカップに向かって打ち、ホールインワンしたとき、全員にペナルティが付くのですか?
4番ホールを終わって5番のティグランドでプレーすべきなのに間違って6番ホールのティグランドからティショットを打ったという事なので全員にペナルティが付加されます。
この場合の対応はホールを間違えてプレーしたことになり、同伴者全員で6番をホールアウトしなければなりません。
しかし、オナーの場合5番のカップに一打でカップインしていてもホールインワンとはなりませんのでアンプレヤブルを宣言するしかなく、ボールをカップから取り出し、6番のカップに近づかず、2クラブ以内の位置にプレースして6番ホールをホールアウトしなければなりません。
(アンプレヤブルの2打を付加)その後全員が、正規の5番をプレーして5番ホールのスコアにペナルティを付加します。
※ティグラウンドからどのカップに向かって打ったか、ということではなくティグラウンドと「カップはセット」です。
ティグランドに関するルールを確認してみよう!
パークゴルフ規則〈第22条〉ホールを間違えた場合のプレー
間違ったホールのティグランドからストロークした場合、そのホールをホールアウトし、正規のホールに戻らなければならない。
この場合において、同伴者を含め、戻った正規の最初のホールにペナルティーを付加する。
また、連続して間違えた場合においても、間違えてプレーをしたホールの数に応じたペナルティーを付加する。
参考までに第22条-2では(指定以外のティグランドからのプレー)というルールが設定されています。
プレーヤーは、そのホールの指定以外のティグランドからプレーした場合、1ストロークに数えペナルティーを付加しボールの止まっているところからプレーを続ける。
とありますが、そのホールの指定以外、この場合は二つ以上ティグランドがあるホールを想定している条文ということになります。
たまに、左右に二つのティグランドを用意しているコースがありますね。
私の知っているところでは小樽グリーンパークさん、二つのティグランドを設定しているホールがあり、日替わりでスタートするティグランドを変更しています。
また千歳インドアパークゴルフクラブさんも、同じカップを使って2ホール設定しているところもあります。
ただ、千歳インドアパークゴルフクラブさんの場合は第22条が適用され全員にペナルティーの2打が付加されるということになります。
パークゴルフ規則〈第41条-2〉アンプレヤブルのボール
自分のボールをアンプレヤブルと決めた場合は、アンプレヤブルを宣言し、2打を付加して、そのボールを2クラブ以内で、カップに近づかない所にプレースしなければならない。
ただし、2クラブでもプレースする場所が確保できない場合は、なお2クラブ毎にペナルティーを付加し、カップに近づかない位置にプレースすることができる。
一人が打った時点で気が付いても全員にペナルティーが付加されますので、オナーの方だけでなく、そのパーティー全員でプレーするホールを間違えないよう注意したいものです。