パークゴルフの基本ショット 十勝打ちの三つのポイント

パークゴルフの基本ショット 十勝打ちの三つのポイント

十勝打ちとはパークゴルフショットの打ち方の一つでご存知の方も多いと思います。

パークゴルフは北海道十勝地方、幕別町生まれのスポーツです。

パークゴルフ自体はゴルフを模したスポーツですから、プレースタイルもゴルフのようになるのが一般的です。

ただ、パークゴルフはゴルフと違って使うクラブが1本、しかもロフト角0度のクラブを使います。

※「ロフト角」とはクラブのフェース面の傾き角のこと、

0度というのは完全に垂直ということになります。

ゴルフのドライバーは一般的に10度程度のロフト角が付いています。

 

このロフト角0度というのは危険防止のためボールが高く上がらないようにすることが目的なのですが、実はこれがパークゴルフのショットを難しくしている原因にもなっています。

ゴルフを例に見てみると、真っすぐ飛ばすのが一番難しいクラブはロフト角の少ないドライバーというクラブになります。

ゴルフの初心者の多くが真っすぐ飛ばせなくて練習を繰り返すクラブになります。

そして多くのゴルフファーが右方向へ曲がるスライスボールに悩まされる訳です。

ゴルフのお悩みを検索してもらえばわかりますが、スライスに関する悩みが一番多いと思います。

パークゴルフのティーショットの時、狙いより右方向にボールが飛んで行った、という経験、皆さんありますよね。

パークゴルフのクラブはゴルフのようにスイングをすると右方向に行きやすいクラブということなんですね。

そこで生まれたのが十勝打ちというショットなのだと思います。・・・・これは推察ですけどね。

たぶん、パークゴルフが生まれたばかりの時、ゴルフのようにスイングしていたと思います。

ただ、それだと右方向へ飛んでいくことが多く、何とか目標方向に正確に打つことができるショットはないかと幕別町をはじめとする十勝地方の愛好者さんが生み出した打ち方なのでしょう。

十勝打ちはゴルフ系スイングよりも飛距離が出ない打ち方になりますが、パークゴルフの距離ならほとんど問題になることはありません。

パークゴルフに合ったとても合理的な打ち方だと思います。

 

さて、前置きが長くなりましたが、十勝打ちのポイントについて私なりですが、三つにまとめてみましたので解説していきたいと思います。

まずは、みんパゴチャンネルの十勝打ちの練習を見ていただければと思います。

 

ポイント①:ボールを下手投げするイメージで

十勝打ちの方向性がいいのは、ボールをソフトボールのように下手から放り投げるようなショットだからだと思います。

構える向きは、目標に対して正対するイメージ(完全な正対でないですが)です。

そして下手から相手に向かってボールを放り投げて渡すとか、ごみ箱にごみを放り投げるイメージを想像してください。

狙いに向かって打ちやすいイメージがわきませんか?

このイメージも動画にしてありますのでコチラ↓をご覧ください。

 

ポイント②:体重移動もしっかり行います。

上の動画を見てもらえばわかりますが、ボールを放り投げるとき、または遠くへ投げる場合、ステップが必要ですよね。

しっかり一歩前に踏み出してボールを放り投げます。

パークゴルフでショットを打つときは、一歩前に足を出した状態で打つわけですが、この時に一歩踏み出すイメージで右足から左足にかけて体重移動をします。

体重移動をすることの重要性は飛距離を出すことと、スイングのリズムがこれによって作りやすいからです。

これは十勝打ちに限らず、体重を右足にかけて左足に移すタイミングをリズムよくするポイントになります。

ポイント③:フォロースルーを低く長く

十勝打ちは完全に右手で打つショットになります。

十勝打ちの練習をすると、右腕が必ず筋肉痛になります(笑)

右手で放り投げるようなショットなのですから当然といえば当然なのですが、ここでさらにもう一つ抑えておくポイントがあります。

右手で放り投げるイメージと言っていますが、放り投げるとうことでクラブをすくい上げるようなスイングはNGです。

すくい上げは、ショットがトップする原因になることがありますので、フォロースルーを低く長くすることが大きなポイントになります。

これは、十勝打ちの名手、萩史之さんの動画を見てもらえれば理解できると思います。

右ひじを曲げて構えていますが、インパクトからフォロースルーにかけてはしっかり右ひじが伸びています。

ぜひ動画で確認してみてください。

ミズノカップクラブ選手権での萩選手のプレーです。

 

まとめです。

十勝打ちのポイントは、低い球でボールを遠くに放り投げるようなイメージで打つです。

ボウリングをするイメージにも近いかもしれませんね。

ぜひ練習して方向性の良い十勝打ちを習得してください。

「パークゴルフの基本ショット 十勝打ちの三つのポイント」への2件のフィードバック

  1.  十勝打ちは、参考になりました。先日、初めてパークゴルフにさそわれて、一緒に36ホール回りました。私はゴルフをやっていたので、同伴の方は、ゴルフのアプローチとパターと同じ要領だよと教えていただき、いきなりラウンドしたのです。最初は36打で、パープレーでしたが、後半は3アンダーの33打でした。
    一緒に回ってくれた二人のスコアは、一人が、31,32で、もう一人は40前後でした。ただ、打ち方が上手いも下手も、何も言ってくれませんでしたし、私のスコアは普通なのか、悪いのかも教えてくれませんでした。
     今回、初めて十勝打ちを理解しましたので、今度は、もっともっと良くなると信じています。
     本日は、ありがとうございました。

    1. コメントありがとうございます。
      スコアとしては平均3打、9ホールで27点が一つの目安になります。
      打つ、寄せる、入れる、です。
      フェアウェーをキープして、2打目をパットで寄せる、このマネジメントが上手くいくとスコアはまとまると思います。

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