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パークゴルフこれからどうなる?

民間パークゴルフ場の閉場が昨年に引き続き相次いでいます。
先日の北海道新聞でも、えべつ角山パークランドの今季限りでの閉場がニュースとして取り上げられていました。記事を引用します。

北海道新聞から引用

 【江別】市内角山のパークゴルフ場「えべつ角山パークランド」(72ホール)が、今季限りで約20年の歴史に幕を下ろす。江別では5年前にもパークゴルフ場が閉場。角山パークランドが営業を終えると、本格的な大会を開催できる施設は1カ所だけになるため、競技団体からは存続を求める声が上がっている。
 今季の営業は11月10日まで。営業終了の理由について担当者は「競技人口の減少に伴う利用者の減やスタッフ確保が難しくなったため」と説明する。
 江別パークゴルフ協会によると、同協会の会員は今年4月現在で197人。10年ほど前と比べて3分の1程度だ。同協会は、定年延長などで働く高齢者が増えたことが背景にあるとみている。
 市内の主なパークゴルフ場では、19年に西野幌の「昭和の森パークゴルフ場」(72ホール)が閉場。来季以降、数百人規模の大会を開催できるパークゴルフ場は市営の「あけぼのパークゴルフ場」(36ホール)のみとなる。
 同協会は近く、運営会社に来季以降の営業継続を要望する考え。石沢民夫会長は「競技者を増やしていくためにも、プレー環境を残してほしい」と訴えた

パークゴルフ衰退の本質的な問題は?

道新の記事で、江別の協会員も10年前と比べ3分の1まで減っていて、その原因として江別協会の認識として“定年延長などで働く高齢者が増えたことが背景にあると見ている。”とのこと。
う~ん、どうなんでしょうね!?
10数年前に団塊の世代が大量定年するというタイミングでも愛好者は増えていませんから、定年延長とかそういう問題ではないと思います。

現在は手軽にできるスポーツがたくさん

私の思うところでは、現在、ウォーキングやヨガとか、高齢者でも手軽にできるスポーツが台頭してきているので、それらが競合していると考えられるし、競合していると仮定するなら、それらのスポーツとの差別化や、これまでのパークゴルフのルールやイベントの中身なども見直して、より気軽に楽しめる方法とか、パークゴルフが面白いよ、という情報を業界の外に向かって発信していく必要があると考えます。
なにより、関係者には、第一にパークゴルフだけが気軽に楽しめるスポーツではない、という認識を持たなければ、現状を打開できないのでは、と思うのです。

次世代愛好者が増えない要因

次世代になかなか普及しない要因の一つは、先にも書いたように新たなレジャーの台頭でしょうか、パークゴルフが発祥した頃と比べて、他のレジャーやスポーツが増え、人々の関心が分散している可能性が大きいと思う。特に、デジタル技術の進化により、オンラインゲームやスマートフォン向けのエンターテイメントが若い人々の時間と関心を奪っているということは間違いなく、高齢者向けのスポーツというイメージが強い中、若い世代にもアピールできる取り組みを考え、実行していかなければ何も変わらないでしょう。


で! パークゴルフの衰退を止めるためには、新たなアプローチ、戦略を考え直す必要があることはわかっているんだけど・・・・・それって誰がやるの?
と考えると、う~ん、ってなる。正直、いち愛好者の立場で言うと、民間の綺麗なコースが無くなるのは楽しみが減るけど、パークゴルフができなくなるわけではないので、特に困った話にはならないのです。

「パークゴルフこれからどうなる?」への4件のフィードバック

  1. 確かに公営が無くならない限り出来ないことはなさそうですが~、芝が毎日管理されたキレイなコースは、千歳市営の様に週一整備では望めませんねー、民間委託のコースならまだ良いですが、千歳近郊のキレイで広く、72ある民間コースはここ十数年で20箇所近く閉鎖の現状です。私はプレー代が値上げしても構わないと思ってます。無くなるよりは、やはり美しいコースでプレーがしたいですね~

    1. コメントありがとうございます。 千歳周辺は厳しい環境になってきましたね、記事の最後に来年も営業継続してもらえるよう要望するって書いてありましたけど、今シーズン、角山が大幅な黒字になるくらい、コースを利用してもらえたらいいんですけどね(笑)
      民間のコースはパークゴルフ場ではなく、パークゴルフ俱楽部になって、倶楽部会員が一緒にコースを守っていく体制にしないと、経営は厳しいだろうなと、
      客として上から目線で要望ばかりしてもね~、って 思います。

  2. お世話になります。
    2019年に私達のホームコースである、オスカーパークゴルフ公園船橋コースにおいて、仲良しクラブ月例大会を撮影取材して頂き〈YouTubeパークゴルフ仲良しクラブ〉を、あの人がいたこの人がいたと、今も時折振り返って見るのですが、その頃の参加者130名ほど、他の会もそうですが、こちらでは現在2割から3割の減となっています。
    民間コースの経営者がこの先をどう考えているのか、競技志向とはまた別にレジャー志向も取り入れようとするのか、そのために現在のプレーヤー達に、未来に向けた新しい志向への協力を求めようと考えるのか、コースとプレーヤー達がSideBySideとなれる案を持たなければ進展はないでしょう。
    パークゴルフ場がだめなら次の商売を、プレーヤー達もこれまで存分に楽しみ、今の状況自身あと何年できるかと考えているならば、未来志向へと繋がるはずもありません。

  3. 河童のサルタさん
    ご無沙汰しております。その当時はいろいろとお世話になりました。
    おっしゃる通りかと思います。韓国のプロ化についても情報を上げていますけど、韓国はカテゴリーを変えることで新規の愛好者の育成と日本との差別化を図って世界基準のパークゴルフを目指しはじめました。ゴルフ経験者であれば、日本のルールより韓国のルールのほうが楽しそうと思ってしまうのではないかと、私もそう思うので(笑)
    日本の場合、ちょっと手遅れ感がありますね。以前のような盛り上がりはなく、それでもパークゴルフを健康的な運動として続けられる方は一定数残っていって、公営コースを利用して楽しむというスタイルになっていくように思います。

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